鬼子母神のお話
今日はいちじくを買ったので
ちょうど仏教っぽいお話をしたいなぁと思いました。
有名なお話ですが
仏教の守護神としてお祭りされている鬼子母神とゆう神様がいらっしゃいます。
この神様は安産、開運招福、子育て守護などのご利益があり
日蓮宗で大黒天とともにお祭りされる有名な女神さまです。
ただし鬼子母神となぜ名前に鬼が入っているかとゆうと
もともとは鬼の伝説に由来しているからなんですね。
鬼子母神はお名前どうり元々は人間の子供をとって食べる鬼でした。
人間の子供の肉が大好きなのです。
子供が千人は超えると言われた鬼子母神ですが
我が子可愛さに人間の子供をさらって子供たちに食べさせていたとゆう伝説もあります。
そんな困った鬼子母神から助けてくれとお釈迦さまを訪ねた人たちがいました。
お釈迦さまは彼女を反省させるために、最愛の息子それも一番可愛がっている、一番下の末っ子を隠してしまいました。
慌てた鬼は山も海も川も可愛い我が子を探して駆けずり回ったとのことでした。
どこへ行っても見つからない子供を探してもらうために最後に辿り着いたのがお釈迦さまの元でした。
お釈迦さまは鬼に語りました。
汝は千人もいる我が子のうち一人失っただけでそんなに慌てている。
一人二人しかいない子供を失った人間の親はどれほど悲しむかわかるか?っとさとし子供を返してくれました。
喜んだ鬼はお釈迦さまに感謝し、仏教の守護神として子供の守り神になったと言われています。
その時お釈迦さまは仏教に帰依した鬼子母神がもしまた人間の味が忘れられなかった時のために代わりにこれを食べよと吉祥果、つまりいちじくのみを手渡したとゆう神話が元になっていると言われています。
大乗仏教の教えにはこの様な神話を取り込むことで鬼も仏教徒になれるとゆう話がたくさんあります。
これは方便と言って仏教を広めるために神様のありがたさを広めるための神話です。
実際にこの様なことがあったかなかったかは別にして
鬼も悪魔も全てが仏教にとっては救済すべき衆生なのだと語られています。
それにしても人間の肉の代わりにいちじくを食べさせるとは
人間はいちじくみたいな味がするのかなぁ?っと素朴に疑問を感じてしまいます。
ベグベグ^^