ベーグルさんのぼやき日記

生活に役立つ情報などを独断と偏見で語ります^^

憎くて大好きで

本当に君はよく泣くね

僕が朝の仕事のしたくをしていると

君の悲鳴のような泣き叫ぶ声が

僕の頭に響くんだ。

 

いつも大変だよ

僕は君をなだめるために

いつも急いで仕事から帰るんだ

朝早くに起きて食事を作り

風呂を沸かしてベットまで運ぶ

毎日布団に包んであげて歌を歌うんだ

君や君のお友達のために歌うんだ。

 

また泣き叫んでるね

君は本当によく泣く

いつも憎たらしくて可愛い君

大切にしすぎかな?

こんなに君を愛してるのに

なんでいつも涙するんだい?

 

君がは初めて僕の家に来た時

こんなに泣いていなかったし

愛でると君は微笑んでいた。

嬉しそうに僕の胸に抱かれて

微笑みながら僕の胸の中で眠る。

今日も遅くになった

そろそろ寝かせてくれ。

 

今朝は絶叫しながら泣いていたね

朝、君の悲鳴で目が覚めるのは慣れたけど

あんな時間から泣くなんて

ご近所から苦情が来ないかドキドキしたよ。

君の泣き叫ぶ声は響くからね

僕も最近眠れなくなってきた。

 

まだ夜中の一時だよ?

なんでそんなに泣くんだい?!

なんでそんなに悲鳴を上げるんだい!!

僕はこんなに君を愛してるのに!

君のためにご飯を作り

僕は君を膝に乗せて食事を君の口にを運ぶ!

君のゴワついた髪を浴槽で洗い

ドライヤーで乾かす!!

君に気に入ってもらうためにお洒落もした!

髪も切った!!

君のために一日三回歯をみがく!

おやすみのキスをした時

君が不快に感じないためだ!!

 

なんで泣くんだよ!?

血の涙を流して

ばたついてる君なんて見たくない!

僕の何がいけないんだよ。

 

こんなに愛してるのに

こんなに大切にしているのに

僕が君を買った日から

ガレージで君と目があったあの日から

僕は君を愛し続けた。

 

僕はこんなにも愛してるのに

こんなにも君を大切にしてあげてるのに

顔が割れて

目は真っ黒い穴になって

血泡をふいて泣き叫ぶ君を

僕はこんなに愛してるのに。

 

君のせいで眠れないじゃないか!

こんなに怒ったのは初めてだ!!

君なんていらない!

こんな部屋があるから君の悲鳴が聞こえるんだ!

もう知らないよ僕は眠る!

 

 

ただいま

会社をクビになったよ

昼過ぎに出社して

仕事中に仮眠スペースで

長時間寝るやつはうちの会社に入らないだって

そう言われたんだ

 

もう

愛してない

君を愛してない

君なんか嫌いだ!

二度と僕に悲鳴を聞かせるな!!

絶対に許さない

絶対に絶対に君を許さない!

俺の苦しみを思い知れ!!

俺の怒りを思い知れ!!!

人間を舐めるな!

このガラクタ人形が!!

 

 

 

薄暗くキャンドルで照らされたベットの上で

スーツ姿の男は目を血走らせ。

目一杯の力を込めて

ベットに寝かせたフランス人形の首を締めていた。

恐ろしい形相になって。

彼は呪われている自分を破った。

 

星屑になる人たち

いつも笑っている人

いつも泣いている人

すぐに忘れる人

すぐに覚える人

 

何気なく木々に止まるセミを見ていた

必死に鳴いていた

頑張って生きていた

死んでたまるものかと

俺は生きてるんだと

生命力溢れる木に止まって

セミは必死に鳴いていた

 

なぜこんなにも

人は突然消えるのだろう

こんなに広い世界には

感動も

光も

食べたことがないものも

見たことのない動物も

立派な建物も

まだまだ見たことがない物が

この星には詰まっている

 

なぜ忘れてしまうのだ

なぜ失ってしまうのか

なぜ息をしているのか

考えたこともないくせに

人はいきなりいなくなる

 

木々に捕まる

必死に鳴くセミ

そんな僕たちを見て

何を思うのだろう

セミは強い

動物も

魚も虫も

みんな強い

 

何故こんなにもみんな強いのに

 

僕達だけが

簡単にいなくなるのだろう

星屑になるのだろう

 

僕は忘れない

 

星空

空が好きだ

青かったり

曇ったり

めちゃくちゃ綺麗だったり

雷が怒ったり

 

土砂降りになっても

干からびるように天気になっても

星空で照らしてくれても

 

いつも空は綺麗に

僕を見守ってくれる

 

海に消えていく夕日を見た時

なぜか涙が出た

何でだろう?

 

安心したんだね

きっと

真昼は光の元に僕は

日差しに拐われえそうになる

でも夜は僕を包んでくれる

優しい闇が包んでくれる

心地の良い

優しさの中で

安心して眠れる

 

1日が終わって

闇の中で眠るのが好きだ

優しい暗闇が好きだ

 

何も聞こえず

何も見えず

静かなる闇の彼方に

満足するような幸福感の中

安心して眠る

 

そして暗闇の中で

眩く輝く宝石のように

煌びやかな星空が

僕の中に広がる

 

至福な時間

嫌なことを全て忘れて

夢の中に逃げ込む

闇の中に逃げ込む

 

夜空の中で輝く宝石たちは

僕を見守ってくれる

 

ありがとう

 

安心の闇

最後に血が流れたのはいつのことだろう?

僕は一人棺桶の中に入ってみた

優しく目を閉じてみた

お腹が空いたので当然ご飯がほしい

眠るのにまだ明るいよ

お腹が空いた

 

誰かと話をして一人だったから

結局満足できなかった

 

このままではいけないと思い

すぐに相談もした

お母さんにも話した

僕が血を流していると

 

みんなに伝えてみた

血が止まらないと

我慢できないと

壊れてしまったと

何度も泣きながら叫んだ

でも血は止まらず

刺されるたびに血が流れた

 

血なんか流れていない

君たちは笑いながら言ったよね

でも血が流れ君たちは僕を刺してきた

だから泣き叫んだ

 

そして壊れた

思い出しても流れ続ける

血が流れ僕は泣いた

 

心は見えない

そして暗闇に踏み込んだ

こんなにも気持ちよく安心の中に僕はいる

すべての血が流れ出して

暗闇に吸い込まれた

 

そして僕は棺桶に入った

 

 

僕は眠る

安心して眠る

ただただ寡黙に眠る

綺麗な花に包まれて

僕は棺桶に包まれて眠る

これでよかった

僕は美しい花たちと

闇の中で眠る

 

見て

血が止まってるよ

ほら

楽園にたどり着いて

遠くの空に消えたあの人は

今、どこに辿り着いたのだろう

友達はできたかな?

ご飯はちゃんと食べてるかな?

風邪とか引いてないかな?

大丈夫かな?

 

君がいたから幸せで僕がいたから君は幸せ

 

でも今は二人で仲良く空の散歩

綺麗な虹の橋を渡り

雲の上で寝ている

 

いつも一緒だった

いつも一緒に旅した

君のことが大好きだった

君も僕が大好きだった

 

楽しくて幸せで

満たされて優しく眠る

そんな満足の時間が僕たちに訪れている

 

永遠に消えることのない

雲の上の光になって

誰もが僕たちを忘れ去り

いずれ僕たちも消える

 

いずれ星屑になって

消えて無くなる時が来るまでは

こうして柔らかい雲の上で

二人で世界を見ていたい

 

このはかなくも恐ろしい世界で

僕たちは怯えて生きた

 

待ってるよ

抜け殻

森が生きる

過去の記憶の中に

風が吹きあぐねる

忘れたすべての世界で

迷い駆け抜ける

全てから逃げるため

そしてたどり着く

安寧の城の中

 

畑で土を耕す人は

何も考えず

ただ耕すことと向かい合う

なんと美しく健気で素直なことだろう

暑い夏の日差しは光となり

大雨は大地を洗う

 

人々は安堵を求め生きる

本当の安堵とはなんなのか

考えることなく

 

考えない者のは美しい

考える者は美しい

ただただ肥やしをかき集め

絶望の中で自分を耕す

 

真夏の日に蒸発した雨の残骸の如く

 

一生石廟

嫌なことがあったら

うまいものを食えばいい

 

怪我をして手当てを受けたなら

治るまで寝てればいい

 

病気になって苦しむなら

薬を飲んで休めばいい

 

愛情に飢えて苦しければ

綺麗な女性を抱けばいい

 

間違いを犯して後悔すれば

とことん反省すればいい

 

人生とはシンプルだ

100年経ったら灰になって墓の中だ

だから死ぬことも一興なのかも知れない

 

美しく生きろ

醜くあれ

 

全てはそれでいいのだ